習い事はさせたほうがいいのか

習い事を始めさせるときに、子供にとって意味があるのかないのかはあまり大きな問題ではありません。特に未就園児の場合、まだ自分の夢が決まっておらず将来への可能性は無限大です。そのため、習い事と考えずに子供の体験と考えてやってみることが重要です。せっかく習い事を始めてみても、子供が嫌がって続けられなければ意味が少なくなりますので、どうせなら教室の体験などに積極的に参加して、子供の特性に合ったものを選ぶとよいでしょう。

特に0歳から2歳ごろまでの低年齢の間は子供の習い事に過度の期待と意味を考える必要はありません。基準となるのは親子で楽しんで習い事を続けることができるかどうかです。ベビースイミングは基本的に親子でプールに入り、水に慣れます。運動を通して親自身もストレスの発散などリフレッシュにもなりますし、子供も体力を使いますので母乳やミルク、離乳食をよく口にし、疲れて夜もよく眠りやすくなります。2歳ごろになると、いわゆる「イヤイヤ期」に突入し、自我の芽生えと共にいろいろなことを自分でやりたがる時期です。この時期は、子供の自主性を優先して行えるような習い事がおすすめです。

幼稚園や保育園に入園するような年齢になれば、自分の意志をはっきりと主張できる子供もいます。もし、本人が何かやりたいことがあるのであれば、それを優先させてやるのもよいでしょう。また、初めての集団生活を通じて、誰かと一緒に何かをやるといった集団行動を好む子供もいます。その場合はグループレッスンがある教室というのもおすすめです。ただし、自分から始めたいといっても思っていたのと違ってすぐにやめたいという子供もいます。その場合、頭ごなしに叱るのではなく、子供が楽しんで続けられるような工夫をしたり、しばらく習い事を休んだりといったことが必要です。

習い事をさせることのメリット

小さいころから習い事を始める大きなメリットは、子供の将来的な可能性を広げることができる点です。早いうちから様々な体験をしておくことで、それが将来の夢につながることもあります。また、新しいことに挑戦し、それが達成されたときには子供の脳内に多くのドーパミンという快楽物質が分泌されます。それが脳の活性化につながり、子供のよりよい成長を促します。精神的な成長がその後の発達を促すこともありますので、できないからと言ってあきらめさせるより、子供が嫌がっていないのであればしばらく継続する方がよいでしょう。

習い事をすると子供の世界が広がります。多くの未就園児であれば、子供の世界の中心は家庭の中という非常に狭いものですし、幼稚園や保育園に通っていてもまだまだ社会は小さいものです。それが習い事を始めると、子供にとっては新しいコミュニティに入ることにもなります。多くの経験はもちろん、多くの人と関わり合いに慣れることも習い事をさせるメリットの1つです。

また、このコミュニティの広がりは子供だけではなく、親にとってもメリットがあります。未就園児、とりわけ0歳児などの低年齢を抱えている親は孤独感を感じやすいとも言われています。特に専業主婦など、社会的なつながりを直接的に持たない母親はその傾向が強く、家にこもりっきりでそれがストレスなどになる場合もあります。低年齢の子供の習い事は多くの場合親が付き添いますので、その際に同年齢や月齢の近い子供を育てる親と交流をすることで、悩みの共有や世間話などをすることができます。

現代の子供は、昔の子供に比べると大きな怪我をしやすいと言われています。文明の発達により、日常生活で身についていた基礎体力や筋力などが育たなくなったことが原因の一つとされており、体の動かし方などが分からない子供が増えてきています。また、外で遊ぼうとしても遊具の減少やそもそも遊べる場所がなくなっているなど、日常生活で運動ができる機会が減ってきています。運動は、子供の健やかな成長に欠かせないものです。特に成長期の子供にとっては運動神経の発達や、平衡感覚の獲得に不可欠です。そのため、運動系の習い事はこういった子供の成長に大きなメリットをもたらします。

家庭によっては1つだけではなく、複数の習い事をさせるという方針のこともあります。たくさんの技術が身につくことはもちろん、より多くの人と関わり合いになることができます。また相乗効果もあり、別の習い事で身につけた知識や技術が他の習い事に役立つこともあります。時間は有限で、習い事もしながら他にやりたいこともあるのであれば、物事を要領よくこなす必要があります。低年齢のころは親がスケジュールを調整しますが、大きくなると自分で管理することができます。その際に、どうすればより効率的に物事を進められるのか、多くの時間を確保できるのかということを考えられるのも、複数の習い事をさせるメリットでもあります。