子供の年齢によって対応法は異なる~2歳以下は親が環境を整える~

習い事を嫌がる際の対処法は、子供の年齢によって異なります。おおむね2歳以下と3歳以上では対応を変えた方が良いでしょう。まず、低年齢、特に2歳以下の乳児と呼ばれる時期の子供たちは、その生活のすべてを親に委ねています。食事も睡眠も遊びも、多くの場合親の関わりが必要でしょう。それは言葉を換えれば、親次第で子供の生活習慣、環境は変えられるということです。

子供は環境次第で伸びる能力を持っています。例えば語学は、ある一定の年齢までに修得することでネイティブ並の発音で話せるようになります。しかし、一定の年齢を超えると習得はそれほど楽ではないということは、英語教育を受けた人なら知っているでしょう。環境によって得られる能力は異なるのです。習い事も、親が整えてあげられる環境の1種と言えるでしょう。2歳以下の乳児は生理的欲求が機嫌に大きく左右するため、習い事に関してもより丁寧に環境を整える必要があります。

習い事という環境を整えることで、乳児期の子供はそれが生活の1部と捉え、自然に取り組むようになります。親と一緒に取り組む習い事が多いため、親自身も子供の成長を間近で感じられるでしょう。しかし、乳児期の子供においても習い事を嫌がる場合があります。2歳くらいまでは「お腹が空いた」「眠い」「つまらない」といったことが原因で嫌がることが考えられます。人見知りや場所見知りで嫌がる子供もいるでしょう。こうした生理的な現象が原因の場合、空腹や眠気などの生理的欲求を満たすことが重要です。

習い事に行くといつもお腹が空いている、眠い、という状況が続くと、子供はその環境自体を嫌がるようになるでしょう。小さな子供であっても記憶力はあります。たとえ生理的欲求が満たされていても、イヤな記憶が残ってしまう可能性はあるのです。そうした生理的欲求による不快感を軽減するためにも、子供の生活リズムを把握した上で習い事の時間を決めると良いでしょう。習い事に行くどれくらい前に食事を済ませ、睡眠をとっておくと良いのか計画を立てておき、どのようなスケジュールであれば機嫌良く通えるのか確認しておくのがポイントです。

人見知りや場所見知りの場合は、人や場所に慣れると楽しんで通うことも多いため、時間が解決してくれることも多いでしょう。親と一緒であれば落ち着いていられるのであれば、親も一緒に楽しむこと、「大丈夫だよ」「一緒にいるよ」などの声かけ、抱っこなどのスキンシップを取ることが対処法と言えます。大切なのは、子供を責めないことです。いつまでも泣いていたり、周りの子供たちが楽しそうに取り組んでいるのを見たりすると、つい「どうして泣いているの」と責める気持ちがわき上がるかもしれません。

しかし、親が焦ったり怒ったりすると子供は余計に取り乱してしまいます。乳児期の子供は親の関わり方次第で楽しめるようになるため、ある程度続けることが大切でしょう。ただし、子供が習い事に全く興味を持てず通い続けることに疑問を抱くのであれば、辞めるのも1つの手段でしょう。どれだけ通い続けても子供が泣き続ける、全く慣れないという場合には、通うこと自体が子供にとって負担になっている場合もあります。親に対しても「こんなに嫌がっているのにどうして連れてくるの」と不信感を抱いてしまうかもしれません。

子供にとって親の存在は大きいものですが、2歳以下の乳児にとっては特に何よりも信頼を寄せる存在です。人間関係の基盤となる親子の愛着形成に影響を与えないとも言えません。子供の様子を見ながら無理のない範囲で習い事を探しましょう。一方、全幅の信頼を寄せる親だからこそ、乳児期の習い事は親が一緒であれば続く傾向があります。大好きな親が一緒に楽しんでいる姿は、子供にとって嬉しいものです。そのため親が一緒に習い事を楽しむことは子供が習い事を楽しむ上で不可欠と言えます。親が楽しみ、子供の気持ちを盛り上げることも「環境を整える」ということになるでしょう。