3歳以上の子供へは、具体的な理由を聞いてみる

3歳以上になると生理的欲求による不快感よりも、好き嫌いなどの自分の思いが習い事を嫌がる原因となってきます。自我がはっきりと芽生え、気に入らないことにははっきりとノーを伝えてくる頃です。年齢が高くなるにつれ自分の思いを言葉で伝えられるようになるため、習い事を嫌がる理由を具体的に教えてくれるようにもなります。子供同士の関わりも増えてくるため、「お友達が嫌い」とはっきり言う子供もいるかもしれません。それ以外にも、「つまらない」「時間が長い」などさまざまな理由が考えられます。

まだ具体的に言葉で伝えられない場合は、「習い事が楽しくないの?」「先生が嫌い?」など親が聞いても良いでしょう。しかし、習い事に行きたくないために適当な理由に頷くこともあります。そのため、子供の言葉だけでなく先生の話も聞いてみると良いでしょう。先生の話、子供の話を聞いた上で親ができることを考えてみます。子供に提案してみても良いでしょう。自分の言葉で伝えられる場合もそうでない場合も、子供の思いを全て1度受け止めることから始めましょう。習い事がつまらない、と子供が言うのであれば、「そうか、つまらないんだね」と受け止めます。

つまらない、という言葉の裏には、子供の本当の思いが隠れています。「親と一緒の時間が減るから」「他の面白いことで遊びたいから」「習い事自体に興味が持てないから」など、つまらない理由はさまざまでしょう。ここから子供の本当の思いを引き出すのが重要です。3歳くらいからは周囲の期待に応えようとすることも増えてきます。そのため、親が習い事を続けて欲しいと思っている、という思いも敏感に感じ取るのです。期待に応えようとして辞めたい、と口に出せない子供もいるでしょう。「辞めたい」と口に出しても良い環境を作ってあげることも大切です。子供にとっては辞めたい理由を、1番信頼を寄せる存在である親が受け止めてくれた、と感じるだけですっきりして続けられる場合もあります。

習い事を嫌がる理由はさまざまです。理由によっては少しの間習い事を休む、という手段をとっても良いでしょう。習い事から離れることで、「やっぱりもう一度やってみたい」という気になるかもしれません。また、通う日時や先生を変更することで通い続けられる場合もあります。辞めるという選択肢だけでなく、続けるために何ができるか子供と一緒に探してみましょう。

辞めることは、悪いことではありません。続けていたものを辞めるには相応の理由が必要だと大人は考えますが、子供にとって習い事は遊びの延長でしょう。簡単に辞めさせては飽きっぽい性格の子になってしまう、辞め癖がついてしまう、と親は思ってしまいがちです。しかし辞めたいと口に出した時はその気持ちや言動を否定せず、「どうしたら続けられるか」を一緒に考えてみることが大切でしょう。辞めることは「逃げ」や「負け」ではなく、何よりも子供の気持ちに向き合い、話し合うことが重要なのです。

ただし、どうしても習い事が合わない場合や、このままでは親子関係にも影響を与えるという場合は、残念ながら辞める選択を取りましょう。無理して続けることで得られるものはないどころか、失うものの方が多いかもしれません。この場合も、親子でじっくり話し合って結論を出しましょう。