すぐに辞めないための始め方

せっかく始めた習いごとを辞めてしまうのは、子供にとっても辛いものでしょう。そうした負担を軽減するためにも、始める前に対策することが重要です。まず、始める前に続けられるかを話し合います。「お友達が通っている」「無料体験が楽しかった」という理由がきっかけになることは多いでしょう。しかし、あまりにも何でもやりたいと言う場合はある程度時間をおくのもポイントです。親の方でもどういう習い事かをリサーチし、その間子供の習い事に対する熱が冷めないか観察しましょう。友だちに感化されて始めたいのか、本当に興味があって始めたいと言っているのかは、ある程度時間をおけばはっきりします。

それでもやりたいと言うのであれば、習い事に対する心構えを伝え、事前に約束事を決めても良いでしょう。約束事は、「お休みしないで行く」や「行く時にぐずぐずしない」など家庭によってさまざまです。こうしたルールを設けておくことで、子供自身も習い事に対する意識が「遊びの延長」から「遊びとは違うもの」へと変化するでしょう。遊びは遊び、習い事は習い事とメリハリが持てるようになります。また自分の意志を通し、習い事を自身で決めたことは、自分のことを自分で決められることへの自信にもなります。自立への1歩にも繋がるでしょう。

習い事に対する思いは、子供と親とでは全くといって良いほど異なります。子供にとって、習い事は遊びそのもの、もしくはその延長にあるもの、と捉えているでしょう。将来の可能性よりも「楽しいから」「お友達がいるから」「先生が好きだから」という理由で続けている場合がほとんどです。一方親としては子供の将来の可能性を広げたい、能力を伸ばしたい、という思いが強いのではないでしょうか。それぞれの思いを始める前に確認しておくと良いでしょう。親の思いを伝えるだけでなく、大切なのは子供の思いも聞くことです。

習い事を続ける上でやってはならないこと

子供が習い事を嫌がるとついやってしまいがちなのが、モノで釣ることではないでしょうか。「習い事に行ったらおもちゃを買ってあげる」や「習い事が終わったらゲームをしても良い」など、モノで釣ることで習い事への気分を盛り上げられるかもしれません。しかし、それでは習い事はおもちゃやゲームなどのご褒美があるために行くものになってしまいます。それどころか、習い事はご褒美をもらうために取り組まなければならない「イヤなこと」になってしまいかねません。また、習い事に行く度におもちゃなどのご褒美をねだるようになり、習い事よりもご褒美が狙いになってしまうでしょう。

この状態では習い事は続けられるかもしれませんが、子供の自主性は育つ可能性は低いと言えます。親が行けと言うから、ご褒美をくれると言うから、仕方なく習い事に行く習慣がついてしまうでしょう。そうなれば、習い事にとどまらず今後さまざまなことに対しご褒美を求め、見返りがなければやる気を出せなくなってしまうことにもなりかねません。習い事自体を楽しめるよう、子供がやりたい習い事を続けられるよう、親としては習い事の様子を気にかけ、声をかけて親自身も興味を示すことが大切でしょう。

嫌がる気持ちを受け止め、子供と向き合おう

子供の可能性を広げてくれる習い事は、強制されて行くものではありません。しかし、親としては「せっかく始めたんだから、もう少し続ければ」と思うものでしょう。親の思いと子供の思いがすれ違っている時は、互いの気持ちを言葉で伝え合い、向き合うことが大切です。イヤイヤ習い事に通うのではなく、楽しんで通えるようサポートしていきましょう。